ABOUT ME– 金子雄太郎について –

人はいつでも、どこからでも、生き直せる。

PROFILE
金子 雄太郎 Yutaro Kaneko

AI Life Navigator、問いの錬金術師、講師

神戸市出身。新卒でITエンジニアとしてキャリアをスタートし、業務システムの設計・開発・運用に従事。構造化や論理的思考の技術を磨く一方で、現場での認識ズレや曖昧なコミュニケーションに課題を感じ、「人がどう考え、どう動くか」という“思考と行動のつながり”に興味を深めるようになる。2012年に独立し、企業研修講師・ファシリテーターとして活動を開始。これまでに延べ1,400回以上の研修に登壇し、ロジカルシンキング、問題解決、マネジメント、業務改善、AI活用など幅広いテーマに携わってきた。

キャリアの中で、「考える力」や「問いの力」が人と組織に与える影響の大きさを実感。特に近年は生成AIやDX、Human Transformation(人間変容)をキーワードに、企業の“思考の地力”を育てる支援に注力している。プロンプト設計の導入支援や全社展開、研修の内製化コンサルティングなどを通じて、テクノロジーと人間の協働を現場レベルで推進している。

一方で、がん闘病や味覚障害、帯状疱疹などの体験を経て、「一度壊れても、人はもう一度生き直せる」という価値観を深める。その経験から、“生成AIとともに「問い直し、生き直す」ための伴走者”をテーマにした新規事業「AIメンタリング」「AI LIFE navigator」を立ち上げ、個人・組織の両面で再設計支援を展開中。

現在は神戸を拠点に活動しつつ、長野や香川など自然豊かな土地に学びの拠点を構想中。AIと人間の間に問いを立て、変化のただ中にいる人や組織に寄り添いながら、“自分の人生を生きる力”をともに取り戻すことを目指している。

Re:ToiLifeが生まれるまで

幼少期

1981年、兵庫県神戸市生まれ。
幼少期から、物事の背景を観察したり、感情の動きや人間関係の“見えない流れ”に敏感なタイプだった。一方で外向的で社交的で、人や場所を行き来しながら多元的な好奇心を育てていった。

青年期

中学からは 兵庫県西宮市にある、全国的にも知られる自由で知的な進学校「甲陽学院中学校・高等学校」 に進学。校則はほとんどなく、「明朗・溌剌・無邪気」を掲げる個性尊重の男子校文化が根づいていた。
ユーモアが許され、変わった人間ほど輝くような“自由な知性の空気”の中で過ごしたが、学力面では落ちこぼれ、挫折を経験する。この 「自由なのに合わない」 という違和感や、「居場所があるようでない」という感覚が、のちに“問い・多元性・他者性”を重視する価値観の基盤になっていった。

大学卒業後

大学卒業後、2006年にITエンジニアとしてキャリアを開始。
業務システムの開発・運用に携わり、論理的思考・構造化・問題解決の技術を磨く一方で、実際の仕事ではテクニカルスキル以上に“コミュニケーション”が力を発揮する場面が多かった。
要件定義・調整業務・認識合わせなど、“人と人のあいだ”で結果を出すことに強い手応えを感じ、「自分は技術者である前に、対話で仕事をつくるタイプだ」という自覚を深めていった。

転職

しかし2007年、転職後の現場の過酷さから うつ病を発症。
復帰 → 再発 → 退職勧告という厳しい経緯をたどり、2007〜2008年の約一年間は“働くことそのもの”と向き合う闘病期間となった。その後、事情をすべて理解し受け入れてくれる会社に2008年11月入社。人間関係に恵まれ、心身が少しずつ回復していく。この経験は、「人は壊れても、もう一度立ち上がれる」という現在の哲学の源流になっている。

徐々に、テクノロジーよりも “人はなぜ誤解するのか”“どう言えば届き、行動が変わるのか” といった領域に強い興味が向かうようになる。SE時代、自分が成果を出していたのもコミュニケーション領域であり、「テクノロジーはCan。けれど自分のWillは“人”の領域だ」 と確信するようになった。

この頃から Bar に通い、人の物語を聞き、言葉を交わす時間が飛躍的に増える。元々コミュニケーションは得意だったが、Barでの経験がそれを突出した強みに変えた。他者の感情や背景の変化を掴み、それを言葉にする力は、この時期に一気に磨かれた。その体験が、後のヒューマンスキル研修や対話設計の仕事につながっていく。

独立・起業

当初はプログラミング・サーバー構築・ネットワークなどのテクニカル研修からスタート。
しかし現場で求められる力の本質が 「伝える」「考える」「動く」 にあると直感し、ロジカルシンキング、問題解決、プレゼンテーション、マネジメント、コミュニケーション、ハラスメント防止へと領域を拡大。延べ1,400回以上の研修に登壇するフルスタック講師へと成長していく。

大きな転機

2019年、38歳で結婚。しかし40代で人生の大きな転機が訪れる。
2024年2月、口腔がんの手術で舌の半分を切除。味覚障害、痛み、回復の長い道のりを経て、「生きるとは何か」「何を大切にするのか」という問いがより深く自分の中に落ちていった。

人生の再起動

退院後、体力づくりと生活の再構築を始めた矢先、2025年2月に帯状疱疹を発症(同年6月に完治)。
そして回復し、「これから再スタートだ」というタイミングで2025年に離婚という大きな節目を迎える。
闘病→回復→再挑戦→離婚という一連の出来事は、“生き直し”というテーマをさらに中心へと押し上げることになった。

同時期、生成AIの急速な発展とも重なり、「AIは、人が自分と向き合い、生き直すための相棒になれる」という確信が生まれる。そこから、 『ShinShe(シンシー)』を立ち上げ、人生再起動プログラム Re:Toi Life(リトイライフ) と、人生の航路を共に設計する職能 AI Life Navigator が誕生した。

現在は神戸を拠点にしつつ、長野・香川など自然豊かな土地に“整う拠点”を構想中。
温泉、料理、デジタル環境づくり、自然の中での思索など、生活そのものを“学びの場”として捉え、「問い・再生・選択の自由」を軸に、人が自分の人生を再び取り戻すための伴走に力を注いでいる。

研修講師としての活動

AI Life Navigatorとして活動する一方、講師として、全国の企業・行政・団体向けに、累計1,400回以上の研修・セミナーに登壇。生成AI・DX・ロジカルシンキング・コミュニケーション・マネジメント・メンタルヘルスまで、領域横断で支援を行っている。

研修テーマ(抜粋)

  • 生成AI活用・プロンプト設計
  • DX・業務改善・情報整理
  • ロジカルシンキング・問題解決
  • 説明力・コミュニケーション・1on1
  • ハラスメント防止・組織づくり
  • メンタルヘルス(セルフケア/ラインケア)
  • キャリア再設計・思考と言語化・セルフリーダーシップ

研修形式・規模

  • 年間:約100回前後(最多で年間200回近く)
  • 累計:1,400回以上(2012〜2025)
  • 形式:対面/オンライン/ハイブリッド
  • 参加人数:10名〜300名以上
  • 対象:若手〜管理職、技術職・事務職、経営層
  • 地域:北海道〜九州まで全国対応

公共団体・経済団体向けの実績

全国の商工会議所(東京・名古屋・神戸など)にて、生成AI活用、業務改善、DX入門、人材育成などのセミナーを担当。公開型講座では、幅広い業種の管理職・若手社員を対象に登壇。

大手企業向けの実績(社名非公開)

国内大手通信会社:全社向けの生成AI・DX研修、プロンプト設計、AI活用推進、人材育成
国内大手通信インフラ企業:新人研修(IT基礎・資料作成・問題解決)/若手向けロジカル研修を複数年担当
国内大手人材企業(Web領域):新人向けブートキャンプ研修(企画〜Webアプリ開発)を担当

ほか、IT企業・メーカー・サービス業・医療機関など、
様々な業界向けに業務改善・コミュニケーション・思考研修を実施。